水出しコーヒー珈琲道具

水出珈琲のススメ

水出しコーヒー

一般的なアイスコーヒーは、お湯で抽出した珈琲を氷で急冷して作りますが、水出珈琲は常温の水で抽出し、一般的なアイスコーヒーとは違った味わいがあります。
夏場にもおいしい水出珈琲ですが、我が家では冬場でも作って冷蔵庫に冷やしております。
珈琲を飲みたい時にさっと冷蔵庫から取り出して、すぐに飲めるのが重宝しています。

1.水出珈琲って

水出珈琲はアメリカの珈琲専門店で誕生した「COLD BREW」のことで、高品質な珈琲豆を楽しむコーヒーサードウェーブから派生したと言われています。
水出珈琲の名のまま、水で珈琲を抽出します。低温でゆっくり時間をかけて抽出することで、お湯で抽出した時は違った味わいになり、いつもの珈琲豆の違った一面を見ることができます。
お湯で抽出した場合、苦味や酸味といった成分と一緒に珈琲豆に含まれる油分も一緒に抽出されます。
この油分が珈琲らしさを演出しており、珈琲豆の特徴を前面に出してくるため、その珈琲豆の特徴を如実に感じることができます。言い換えれば、癖が強くなり場合によっては飲みにくい珈琲にもなり得るのです。
しかし、水で抽出した場合、この油分があまり抽出されることがなく、逆に豆に含まれる溶け出しにくい旨味も出てくるので、サラッとしていて飲みやすいのに複雑な味わいで美味しい珈琲が出来上がるのです。
油分は酸素に触れているとすぐに酸化してしてしまい、味の劣化に繋がります。お湯で抽出した珈琲もしばらくほったらかしにしていると、冷めて酸化し酸っぱい珈琲になってしまいます。
しかし水出珈琲には油分があまり含まれていないので、長期保存も可能にしています。冷蔵庫に保管して、好きな時に飲む事ができるのです。

2.水出珈琲におすすめの豆と抽出器具

抽出の器具には特別なものはいりません。水出し用にパックに詰められたものであれば、お茶を入れるような大きめのポットさえあれば作ることができます。
購入してきた豆を水出しとして飲んでみたい場合は、水出し専用のポットがあるのでそちらを購入してみても良いかもしれません。

我が家では、HARIOの水出しコーヒーポットを使用しています。

水出珈琲には深煎の豆をオススメしています。
低温で抽出する分、珈琲豆から味の成分が抽出されにくいので深煎だと濃厚な苦味を味わうことができます。
うさぎ珈琲で販売している水出珈琲もインドネシアとケニアのブレンドを極深煎(フレンチロースト)にしてパックに詰めています。
豆から水出しを作る場合は、インドネシア アチェ フォレストグリーンをオススメしています。

インドネシア アチェ フォレストグリーン(深煎り)200g | 自家焙煎コーヒー うさぎ珈琲 powered by BASE
ビター感が全面に出てきますが、嫌な感じはなくマンデリンらしいコクと苦味を味わうことができます。深煎りにしても個性がなくなることはなく、柑橘系の酸味があり、チョコレートやキャラメルのようなしっかりとした甘みもあります。酸味が苦手な方におすすめのコーヒーです。生産地であるウェーイラン村は時に雪が降ることもある冷涼な土地で、...

苦味の少ない柔らかな風味を求めるのであれば、中煎りのコーヒーがオススメです。

3.水出珈琲の作り方

水出珈琲のレシピはとっても簡単です。作る時間帯としては夜に作ることをオススメしています。夜の間に冷蔵庫で眠らせておけば翌朝には飲めるようになっているからです。

深煎の珈琲豆を50グラム用意します。

挽き目は中細から細挽きがいいです。抽出されにくいので、粉を細かくすることでしっかりとした味わいになります。私はいつもグラインダーで一番細かくなる設定で挽いています。

粉が挽けたら、ポットにセットして、浄水器を通した水750cc〜800ccを注ぐだけです。
ポットの上部からゆっくり注ぐといいです。

水を入れたては、まだ珈琲の成分が抽出できておらず、うすーい液体になります。
コレを冷蔵庫で8時間ほど寝かせれば完成です。

4.水出珈琲の楽しみ方

水出珈琲はいつでもさっと飲めるのが特徴なので、寝起きの一杯、食後の一杯、風呂上がりの一杯など楽しむことができます。

珈琲豆や水の違いによっても味わいが大きく変わってくるので、色々試して、お好みの一杯を見つけるのも楽しいですね。

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