発達障害の人付き合い特性について

発達障害(ADHD・ASD)

どうも、正太です。

うつ病になると、友人が減ると言われています。それは、単純に連絡を取ることや人と会うことが億劫になったり、うつ病であることが負い目に感じてなるべく当たり障りないことしか会話できなかったりするからです。

また、昨今のコロナ禍で人と会う機会が激減して、人付き合いってものが希薄になってきているのではないでしょうか。

私時自身に照らしてみると、古い友人との関係は希薄になってしまったと感じています。うつ病が回復してきたこと、うつ病であることや発達障害をオープンにしようと決めてからは古い友人にも連絡を取れるようになりましたが、どこか昔のような感覚には戻れませんでした。
ただ、新しい人との出会いがあり、そちらは今の所良好と言えます。

発達障害の人の人付き合いって、初めは順調なのですが時が経つにつれだんだん疎遠になってしまうという特性があるのではないかと思います。

今回はその特性の裏付けについて書いていきたいと思います。

1.初対面の印象はすごくいい

前回の記事でも書きましたが、発達障害の人って最新の記憶情報で物事を判断してしまいます。それは、言い換えると人を色眼鏡で見ることなく、純粋な気持ちで接することができる強みでもあると思っています。
また、思ったことをすぐに口に出してしまう、衝動性という特性もあります。
つまり、初対面でも物怖じせずに会話が弾むため、うまく懐に潜り込むことができて、人と仲良くなれたり、子供のように無邪気で楽しい雰囲気なので、自然と人が集まるのだと思います。
一般的に、ADHDの多くは、社交的で人当たりがいいと言われています。

ただこんな一面もあります。

  • 自分の話ばかりしてしまい相手のことを聞き逃す。
  • ウケを狙って衝動的な発言をするが、それが失礼にあたる。
  • 相手の冗談を真に受けてしまって、ムキになってしまう。
  • 若干避けられているのにそれに気づかない。

発達障害だろうと健常者だろうと、初対面のうちから「この人苦手だな」とレッテルを貼ることはあっても、あからさまな態度にまで出す人は多くないかと思います。
大抵は、気を遣って、その場を和やかな空気にするものだと思います。
なので、上記のような発達障害のマイナスな一面が出てしまってもその場の空気はあまり冷めないかと思います。
ただ、長く付き合うとなるとうまくいかないことが多いです。

2.発達障害者は継続が苦手

発達障害の人って、知人は多いが、悩みを相談できるような親友と呼べる人は極端に少ないってないでしょうか。
人と長く深く付き合うのが苦手なんですよね。
その原因として考えられるのは、

  • 飲み会などのお知らせに対する返事が遅い。締め切りを過ぎてしまう
  • 大事な約束を忘れてしまう
  • 職場仲間などのやりとりが面倒になってしまい、ついつい返事が後回し
  • 連絡を取るのに時間が空いてしまうと、連絡を取ることを忘れてしまう
  • お金の管理ができておらず、金銭感覚が他人とズレてしまう
  • 空気の読めない、衝動的な発言を連発してしまう
  • 定期的な連絡が面倒になってしまう
  • コツコツと同じことを繰り返すのが苦手

などなど、長く付き合っていくとボロが出てしまい、だんだんと人が自分を避けてしまうなんてことが多くあるかと思います。
定期的に連絡をとりあうとか、同じ屋根の下で毎日共同生活を送るとか、まめに報告するとか、相手のことを心配して伺ってみるとか、約束を忘れないといった、信頼関係を築く上で大事なことってたくさんあると思いますが、それらが発達障害の人って苦手なんですよね。

つまり、人と関係を新しく作ることは得意でも、「継続」するのが難しいのだと思います。
ネットの情報によると、発達障害の離職率や離婚率は高いようです。離職、離婚の要因は様々かと思いますが、信頼関係を築けずに離れてしまうのが大多数を占めるのではないでしょうか。

私自身、定期的な連絡を取ることが大変苦手で、なにか大きなきっかけがないと連絡しようと思いません。結婚や引越しなどの時ですら、連絡できたのは数人。
「今日、話題のカフェに行ってきたよ〜」みたいな些細なきっかけで連絡を取れる人を尊敬します。
遠くて地震があった時、そこ辺の地域に住む友人に「大丈夫?」と一言連絡を取れるのかどうかすら自信がありません。

3.結果をすぐ求めてしまう

発達障害の人は、脳の報酬系と呼ばれるしくみに偏りがあると言われています。
クイズのように、回答してすぐに答えを出してもらえるものには、強い集中力を発揮しますが、貯蓄のような長い年月をかけて結果を出すものにはやる気を継続することができず、浪費につながってしまうと言われています。

人間関係においても、この人はいい人だ、悪い人だといった結果をすぐに求めてしまって、深く関係を築けないことが多くあります。
信頼は一朝一夕でできるものではなく、長い時間をかけて築き上げるものですので、向いていないのかもしれません。

私自身も、学生時代にすぐに人を好きになってしまい、深く考えずに告白して付き合うことになっても半年もしない内にお互いに「なんか違うな」と思い始めてしまい、別れることがよくありました。
これも、付き合うといった関係の結果を相手をよく知らない内にすぐに求めてしまったためだと思います。

4.発達障害で人付き合いをうまくするためには

ここまで、発達障害のネガティブな一面を記述してきましたが、一方で人を一瞬で惹きつける魅力を持っているのも発達障害の特性だと考えています。
物怖じせず素晴らしいプレゼンができる、人見知りをせず明るく社交的に振る舞うこともできます。
そういった特性は、最初は人との距離をぐっと近づけることができます。
つまり、発達障害の人ってそうでない人と比べて、他人と仲良くなるチャンスには恵まれているのだと思います。
確率は低いですが、自分のネガティブな一面を見せても気にしないって稀有な存在は必ずいるはずなので、その人と仲良くなるチャンスを得た場合はものにするよう粘るのが、今のところ私が取り得る最善の策かなと思っています。

今回は以上になります。
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