イベント出店の考察

喫茶店開業に向けて

どうも、うさぎです。

11月になりましたね。
今年も残すところもう数えるほどしかありません。
焦りはしないですが、あまり心に余裕もないですね。
年末年始はゆっくり過ごしたいです。

さて8月に店舗営業を終了してから、イベント出店をするぞと決めて、試しに10月は4日間出店してみました。
神戸市総合運動公園のコスモスマルシェに3日間、道頓堀ホテルのユーマルシェに1日間です。
いずれも5時間の営業でお客さんもまずまず来てくれて、心配していた売上も持っていった豆の種類によっては出きってしまうほどの盛況でした。
来てくださったお客様及びイベントの運営に携わってくださったスタッフの皆様には感謝申し上げます。
ありがとうございました。
4日間のイベントで反省点も多々あり、今後改善していくべきところや、乗り越えないといけない障害についてまとめていきたいと思います。

1.営業許可

まずはなんといっても営業許可についてです。
コスモスマルシェは保健所と相談して、出品内容と出店日数を鑑みて個別に営業許可を取る必要はないと指導があったため、問題なく出店することができました。神戸市はこのへん融通が効くようです。
ただし年間を通して5日間以上出店するようであれば、営業許可を取ってくださいと言われているので、今後神戸市でイベント出店をしてくためには、またイベント主催者との間で問題が発生しないようにするためには、営業許可を取る必要がありそうです。

ユーマルシェについては、大阪市の判断はイベント出店の場合は露店営業の許可を取る必要があるとの指導でした。
今回の場合は出店場所がホテルということもあり、ホテルが営業許可を持っているので、ホテルの営業許可の範囲内であれば(ホテルから承諾を得られるなら)営業許可は個別に取る必要ないと言われました。
その旨主催者側に伝えて、ホテルと調整していただけたため、露店営業の許可は取らずに出店でした。
なので、大阪市であっても今後イベント出店をしようと思うのであれば、今回のホテルのような特例はそうそう無いと思いますので、露店営業の許可を取れるだけの設備を整えておく必要がありそうです。

露店営業の許可を取るためには、少なくともテント、排水設備、給水設備、食器をしまっておくための容器などが必要になってくると思います。
安く済ませるなら5万円以内で揃えることはできそうです。
注意点としては、都道府県市区町村によって基準や判断が異なるので、どこでも許可がもらえるように厳しめに設備を揃えておいた方が良さそうです。

2.出品内容

今回の出店はいずれも、コーヒーとちょっとつまめるチョコ、ドリップパック、コーヒー豆、ステッカー、ジュートバックとメニューは小規模で出させてもらいました。
営業許可なしでやっていたので、これぐらいが限界だと思ってます。
売れた商品のほとんどはドリップコーヒーだけで、他の商品はたまに出ていく程度でした。
1日で約30〜60杯コーヒーが売れたので、売上としては2〜3.5万円程度。
その内の約半分が必要経費として支出されるので、純利益としては1.5万円以下といった具合でした。
コーヒーの回転率は悪くなく、断続的に売れていたので、今後売上を伸ばしていくためには、コーヒー以外の商品の売上を伸ばす必要があるように思います。
コーヒー豆やドリップパックなどは全く売れないわけではないですが、爆発的に売れることもないので、コーヒーとセットで買ってくれそうな、お菓子だったりサンドウィッチのような軽食を出すのが望ましいかと思います。
この辺りの商品開発についてはまったく手付かずで知識もさほどないので、研究が必要になりそうです。
手っ取り早い方法としては、お菓子屋さんやパン屋と提携を組んで、そこの商品を置かせてもらうのが実効性があるかと思いますが、どうせならオリジナルでやりたいですね。

3.お湯問題

今回の出店では消防の観点からガスコンロなどの火を使う道具は使用せず、電気ポットでお湯を沸かしていました。
使用している電気ポットが0.9リットルなので、コーヒーを3、4杯で使い切ってしまいます。
再度沸かすとなると3分以上かかるので、お客さんを待たせてしまうことになってしまいます。
ポット2台体制で1つがお湯を沸かせている間にもう1つを使うという作戦も考えましたが、使用できる電力量が1500Wぐらいが最大なので、1000W以上使用する電気ポットは2台同時に使うのは厳しそうです。
そこで取った作戦としては、保温できる電気を使用しない大型のポットを用意しておいて、オープン前やお客さんがいない間に沸かせたお湯を溜めておくということをしました。
だいぶ改善はされましたが、お客さんがたくさん並び始めると3リットルぐらいのお湯はすぐに使い切ってしまうので、なかなか厳しいものがあります。
お湯問題が解決しないことには、ドリップコーヒーの回転率はこれ以上上がらないので、売上にも影響してしまいます。

今は電気ポットで直接ドリップしていますが、ドリップできるケトルを用意して、保温しているお湯を順次使い、その間にお湯をフルで沸かせる作戦で今後は取り組みたいと思います。

4.交通費

私は自家用車を持っていないので、出店場所までの移動は基本レンタカーになります。
この必要経費が結構大きかったりします。
週末も平日もさまざまなところで出店していて自家用車を持っているのが一番交通費の支出が効率的になるかと思いますが、お試しで4日間だけの出店だったので、車を買って維持費を払うことを考えればレンタカーの方が安く済んではいますが。
今後もイベント出店をしていくには、場所も考慮しないと、下手したら交通費で赤字になってしまうなんてこともあり得るかもしれません。往復1万円程度で済ましたいと思います。

今後、出店日数を増やしていくのであれば自家用車の購入も検討したいです。
どうせ買うならキッチンカーとか憧れますね。

また公共交通機関を利用するという方法もなくはないです。
ユーマルシェは荷物を必要最小限にして、地下鉄で現地まで向かいました。
移動にしんどい思いはありますができなくないので、出品内容を絞るなどして荷物を減らせれてるなら、公共交通機関もありかと思います。

5.イベント出店のおいしいところ

今回出店してみて感じたこととして、イベント出店の場合、実店舗営業と違って自分で集客を頑張らなくてもお客さんが来てくれることはすごくありがたいなと思いました。
イベント主催者がイベントを盛り上げるために広告したり、SNSで呼びかけたりしてくれるので、黙っていても当日お客さんはある程度来てくれます。あとは自分のお店に立ち寄ってもらうために、主催者が広告しているSNSなんかに乗っかってみたり、当日目立つような看板を掲げてみたりすれば十分集客はできることがわかりました。

また今回は出店料が良心的でした。コスモスマルシェは1日の売上の10%プラス電気代600円、ユーマルシェは全部込み込みで4000円でした。実店舗営業の家賃に比べたら全然重荷にならないありがたい値段設定でした。

イベントによって客層も変わります。
大阪で実店舗営業していた時は遠くて行けなった友達も神戸なら来てくれるといった場面もありました。
また家族連れなのか、シニア世代なのかといった客層も変わってきますので、いろいろなイベントに顔を出すことで幅広い層にうさぎ珈琲の名前を知ってもらう機会をいただけました。

6.今後イベント出店を続けていくために

今後続けていくためには、まず営業許可の問題を解決しないといけません。
出店の地域ごとに許可を取るため、その分の経費と手間もかかってくることになります。
その辺りをどうクリアするかは考えておかないと続けることはできないですね。

営業許可を取ることができれば、軽食なども併せて売りやすくなるので、メニューの幅も広がり売上増が期待できます。

消防士をやっている友達が、イベント出店などの消防点検によく行くらしいのですが、ドリップコーヒーを専門にやっているお店は珍しいと言っていました。実は意外と穴場なのかもしれません。
まだまだ知識不足もあるので、イベントがあると聞きつければまずはお客さんとして行ってみて勉強させてもらうことも必要な気がします。

といったところで今回はここまで。
ご視聴ありがとうございました。

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