ADHDによるマルチタスクとの戦い

teacup signage 発達障害(ADHD・ASD)
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どうも、うさぎです。
ご無沙汰しております。ブログ書きたいなと思いつつもなかなか書き出すのに一歩踏み出せませんでした。もう少し更新頻度を上げたいなと思いつつ、ネタが不足しているわけでもないのに書く気力が湧かない、そんな日々を過ごしております。
最近、筋トレを習慣化するため朝の活動を続けているので、ブログも習慣化するよう生活リズムを見直していきたいと思います。

さて、今日はバイト先での出来事について書いていこうと思います。
ただいま私はとある大手コーヒーチェーン店の喫茶店でバイトをしています。
各バイトが店舗の仕事を一通りできるようにすることが、そのお店でのルールとなっていますので、キッチン専門とか、ホール専門とかではなく、時間によってポジションを変わるようになっています。

ポジションは4つあり「キッチン」「サンドイッチとホール」「ドリンク」「レジ」です。
ピーク時の12時〜13時は4人でそれぞれ分担しますが、それ以外の時間は2人ないし3人で回すことになっています。
私が入っているシフトでは10時(もしくは11時)〜ラストで、ランチタイムが終わる15時以降は2人で「キッチン」+「サンドイッチとホール」と「ドリンク」+「レジ」に分担して仕事をしています。

と、仕事分担について説明しましたが、おわかりの通り業務の幅が広いのが特徴です。
さらに細かく見ていくとマルチタスクの嵐なんです。
「キッチン」では一つのオーブンと二つのコンロでたくさんのフードの注文を効率よくさばかないといけないので、ひとつ作り終えたら次をというやり方では間に合いません。
パスタを湯がいている間にパンの仕込みをしたり、オーブンにパンを入れている間にサラダを作ったり、時間を効率よく使うために瞬時に計算して同時並行で調理を進める必要があります。
「サンドイッチとホール」は全体を見渡して補助が必要と思うパートの手伝いをしたり、洗い物をしたり、フードの提供をしたり、優先順位を決めて効率よく動く必要があります。
「ドリンク」も同じく温めている間にカップを用意したり、珈琲を落としている間にトレーにサラダをセットしたりと同時並行に仕事をすすめる必要があります。
「レジ」は左手でレジを打ちながら、右手でデシャップ作業(トレーにソーサー、お手拭き、カトラリーなどを用意する作業)して、お客様と会話しながらオーダーコールもすると一番同時に様々な作業をしないといけません。

どこをとってもマルチタスクで優先順位を考えないといけない仕事内容なのですが、ADHDの私にとってマルチタスクも優先順位の考慮もどちらも苦手分野で、脳みその特性的にワーキングメモリが少ないので、無理やりこの作業をしようとすると、ミスや抜けが生じますし、疲れます。
正直にいうと、バイトを始めて5ヶ月が経ちますが、どれも1人前の仕事をこなせている状態ではなく、他のメンバーの助けを借りながらなんとかやっている状態です。
助けを借りていますが、それでも一日が終わるとめちゃくちゃ疲れています。
バイト始めた頃は週3日で入っていましたが、あまりに疲労がすごいので、週1日に減らしてもらいました。
それでも、バイトの日は帰ってきてから何もしたくなくなるぐらいヘトヘトになってしまいます。

早い話、向いてないということです。
将来的に喫茶店を開業したいと思っているので、このバイト先での仕事が向いていないのは自分にとってショックがありました。
しかし、イベント出店などで接客している分には疲れることは疲れますが、無理な仕事をして疲れているというよりは普通に1日仕事をして疲れている状態で、ミスや抜けが生じるようなことはなかったので、同じ珈琲を提供する仕事であっても、お客様の特性やオペレーションの違いなどによって、できるできないは異なってくるようです。

バイトは何度も辞めたいなとは思っておりましたが、バイトメンバーとの関係が良好なこと、店長のお人柄がとても素敵なこと、それが救いで続けていました。
しかし、無理と疲れは体に蓄積していたようで、先日、バイト中に卒倒してしまいました。
ちょうどレジをしている時で、レジの仕事はみなさんのように同時並行にすべてを進めることができないので、これが終わったら、次はこれという風に自分なりのルーティンを決めてやっておりました。
これが、時間はかかりますがミスや抜けが生じにくいので自分にとってはベストかなと思っていました。
しかし、その日は調子がいまいちだったこともあり、いつもに増して集中力がなくミスを連発していました。
ミスによるストレスもあり、多動が止まらない状態で続けていて、緊張感とストレスが高まった状態での作業中で、お客様に渡すお釣りの計算をしている最中にオーダーコール言ってとドリンクから指示がきて、おつりとオーダーコールが頭の中でグチャッとなってしまい、パニックを起こすと同時に意識が遠のいていくのがわかりました。
ドンっという強い衝撃が肩にあり、どこかで悲鳴が聞こえてきました。
気がつくと店長に担がれてキッチンの椅子で休んでいる状態でした。

ぼーっとする頭がクリアになるまで椅子で休憩するつもりで座っていたところ、さきほどお釣りを渡そうとしていたお客様がキッチンまでやってきて熱中症ですかね?とスポーツドリンクと氷を買って持ってきてくれました。
醜態を晒してしまった情けなさとお客様の優しさで涙が出てきました。

その日は、本当はラストまでシフトが入っていましたが大事をとって途中で上がらせてもらいました。
帰ってからもショックを引きずっており、なかなか平常心に戻ることができませんでした。
後日、メンタルクリニックに卒倒した旨を電話で伝えて、今後のことについて相談したいから予約はまだ先だけれどもそれまでに診察を受けたいと伝えました。
倒れた理由がメンタルからくるものなのか、他に要因があるのか分からないから、診察を受けるまでに脳神経外科を受診するよう言われました。
脳神経外科に行き、MRIを撮って脳ドックを受けてきましたが、脳及び脳の血管に異常は診られず、メンタルが原因だろうという結論に至りました。

メンタルクリニックの診察では、やはり仕事内容が脳の特性を相性が悪く、オーバーワーク状態であったことと、当日は強いストレスを感じていたので、脳がオーバーヒートを起こしてしまったのだろうと言われ、そのバイトは辞めて脳の特性にあった仕事を探すか、仕事内容に更なる配慮をしてもらうかどっちかを勧められました。
配慮事項については先生と一緒に考えましたが、それらをバイト先にお願いするのは気が引けるほど無理な内容でした。仮にその配慮が通ったとしたら、他のメンバーに迷惑をかけることになるし、何よりそこまで気を遣ってもらうことに気を病む気がします。

残された選択肢として、辞めることをバイト先の店長に伝えました。
残念だけれども体が大事だから、その選択は間違いじゃない。了解しました。と返答がありました。
あと2日間シフトが残っているのでそこだけ消化して辞めることにしました。
こみ上げる思いが溢れてきました。
最後は笑顔で終わりたいと思うので、気持ちを引き締めて最後まで頑張ってこようと思います。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。

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