精神疾患者の自営業と就職活動までのハードルについて

man and woman near table うつ病
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どうもうさぎです。
雨の降らぬまま梅雨が去ったかと思いきや梅雨明けから雨の日が続いてなんだか変な感じがしますね。
もともと外出は得意ではないのですが、雨となると余計に外出が億劫になってしまいます。

さて、私は今珈琲豆を焙煎してネットを介して販売しており、いわゆる自営業を行っております。
収入面は安定しませんが、時間や場所に縛られることがなく本当に自由に仕事ができております。
発達障害や精神疾患の面からも自営業が向いていると感じており、公務員やサラリーマンをしていた頃とはストレスのかかり方が圧倒的に違うのが感じて取れます。

しかし、ひとつだけ働きに出ていた頃には感じていなかったストレスが、今けっこう重くのしかかっています。それがお金です。
コーヒー豆の販売だけではやはり生活は難しいです。
特に知名度があるわけでも、業界となにかコネクションがあるわけでもないので、安定して販売し続けることは容易なことではありません。
私の収入だけでは貯蓄はおろか、今の家の家賃すら払うのも難しいぐらいの額しか稼げておりません。
障害年金をもらっているとはいえ、障害年金も2ヶ月で10万ほどなので、もらえるだけありがたいことではありますが、生活していけるかというとそうはいきませんね。

我が家の生活費の工面は、妻と私で折半することになっており、働きに出ていた頃は、同じ額を家計に入れて残りの給料は当人たちの小遣いとして生活しておりました。
しかし、公務員やサラリーマンを辞めて収入がぐっと減ってからは、私は家計にお金をほとんど入れていません。貯蓄と妻の収入でなんとか成り立っている状態です。

どんどん減っていく預金残高を見てこのままではマズイなと感じつつ、私も自衛だけでなく給与をもらえるような仕事を見つける必要があるなと思い、就職活動をはじめました。昨年の年末あたりの頃です。

しかし、一般企業で働くにしても発達障害と精神疾患がネックになってなかなかいい求人はすぐには見つかりませんでした。
とりあえず、少しでも収入を増やすためアルバイトをしつつ、正規雇用で雇ってもらえる企業があればそこに就職しようと思い、アルバイトを始めたわけですが、先日の日記のとおり半年でリタイアといった結果です。

就職活動をするにあたり、始めは様々な求人サイトに登録をしました。
そこで、言われたのが、精神疾患を持っていて前職からの空白があると健康管理ができる人間なのか、要は毎日働くことができる健康状態であるのか判断ができないから雇いたいと思う企業はいないだろうとのことでした。
また、精神疾患を持っている人単独で応募して、採用となるケースは少ないとのことでした。企業と本人の間に立ってくれる相談役が必要で、相談役となってくれるなんらかのサービスを利用しているとのことでした。

求人サイトだけでなく、ハローワークの障害者雇用の相談窓口にも行ってみましたが、同じようなことを言われました。なんらかのサービスを利用して、私の障害の状況や健康状態を知っている者がいないと、企業としても職場環境をどう配慮したらいいかわからないので、採用はしないとのことでした。

そこでまず始めに勧められたのが、就労移行支援事業所です。
そこで就職する訓練をしながら、健康管理も続けることができれば、転職サイトとしても私を企業に紹介できるとのことです。
相談役としても就労移行支援事業所が担ってくれるので、就活中に困ったことや就職後の環境について、本人からも企業側からも相談がしやすいとのこと。

言われるがまま、大阪のとある就労移行支援事業所に見学に行ってみました。
そこでできることは、社会人としてのマナー講座やパソコンを使った軽作業、面接の練習、就労移行支援事業所の運営を通所しているメンバーでやってみて働くことの模擬を行うような内容でした。
また、費用面ですが、ほとんどの人が無料で利用ができます。しかし、世帯収入に応じて就労移行支援事業所に月謝を払わないといけなくなります。
私の場合、妻の収入が安定しているので満額の3万円程度を毎月支払わなければならないと言われました。
そして、通所の期間ですが、早い人で半年、通常は10ヶ月ほど通わないと就職活動に移れないと言われました。
以上を見学で聞いて正直感じたことが、就業経験の私にとってそこに通うことで得られる学びは少ないと感じ、健康状態であることを証明してもらうために通うことになりそうなこと、それだけのために10ヶ月もの期間を要して、合計30万以上のお金が必要とのことで、あまり魅力は感じませんでした。

その時点でかなり就労移行支援事業所に通う気持ちは低かったのですが、求人サイトから言われた相談役を見つけないことには、就職活動は難しいという点が最後まで引っかかっており、良いところに務めて取り返すかという気持ちになりました。

就労移行支援事業所に通うには、役所から受給者証を発行してもらう必要があります。
なので、ひとまず区役所に足を運びました。
役所で言われたのが、就労移行支援事業所は働きたい意思があるけど働けない人が通うところなので、自営業をしている私は、働ける人間なので受給者証は発行できないとのことでした。
後で分かったことなんですが、自営業をしている場合、就労移行支援事業所だけでなく就労継続支援事業所A,B型にも通うことができないそうです。
もともと行く気がそんなになかった就労移行支援事業所ですが、そもそもそこに通う資格がなかったようです。
加えて役所からは、大阪市障がい者就業・生活支援センター(通称:就ぽつ)を紹介してもらいました。
そこであれば、自営業をしながらでも相談役として障害者雇用のサポートをしてもらえるとのこと、無料で利用できるとのこと。
ただ利用者が多い割にスタッフが少ないので手厚いサービスは望めないとは言われました。

さっそく就ぽつにアポをとり、話をしに行き、サポートしてもらえる体制を整えることができたので、ようやく就職活動をスタートさせることができました。

といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。

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