どうも、うさぎ珈琲です。
10月9日(土)に神戸総合運動公園にてコスモスMarcheに出店してきました。
初めてのイベント出店ということで、何を準備していいのかわからないままの挑戦でしたが、当日は大変多くの方にお越しいただき、大盛況に終えることができました。
準備が至らなく、お客様にお待たせする場面も多くあり、次回はもう少しうまくこなしたいなと思います。
1.営業許可について
出店への申込みは8月末ごろを締め切りに9月中旬ごろに抽選に受かった連絡をいただきました。
そこから営業許可について少しスムーズに事が進まなかったので、ここに記録しておきます。
イベント出店する前の私の認識としては、イベントでの営業については主催者側がまとめて臨時出店の届け出を保健所に提出し、営業許可を得るものだと思っていました。なので、私として用意しておくのは衛生責任者講習の受講修了証ぐらいだと思っていました。
ところが、実際はイベント主催者が提出する臨時出店の届け出の他に、各店舗での営業許可を取得しておく必要があるとのこと。
当然、私は店舗経営をしているわけでも、露店営業の許可を得ているわけでもないので、新規に営業許可を得る必要がありました。実店舗を持っていないので、露店営業の許可を得る必要がありますが、許可を得るためのテントや貯水設備、排水設備などが必要になります。詳しい基準は以下のLinkからご覧になれます。
https://ops-jg.d1-law.com/opensearch/SrJbF01/init?jctcd=8A85CFF43A&houcd=H411901010056&no=1&totalCount=1&fromJsp=SrMj
兵庫県 食品衛生法基準条例
そんな設備を有しているはずもなく、新たに購入するか、出店を諦めなくてはいけないかと思いながらも、他に方法がないか直接、神戸市の保健所に伺ってみました。
結果としては、今回の出店については臨時的であること、連続して5日以上の出店でないこと、提供メニューが簡易であることから、主催者が出す臨時出店の届け出だけで、営業しても良いと認められました。
ただし、神戸市内において、令和3年度中にまたイベント出店するなどして、年間の営業日が1週間程度になる場合はきちんと露店営業の許可を取る必要があると言われました。
そんな経緯がありつつ、なんとか出店にこぎつけることができ、そこから準備が始まりました。
2.前日までの準備について
出店前日まで、ドリップコーヒーはホットだけをよていしておりましたが、前日の天気予報を見て、急遽アイスコーヒーも出すことに。結果的にこの判断はかなり正しかったですね。
以前店舗営業していたときのプラカップの残りは50セットほどあったので、買っておくものとしては氷ぐらいでした。
前日までに、当日出す豆の焙煎は当然、その後ネット販売に流れてもらえるようショップカードの印刷や通販の注文票、豆を紹介するメニューブックなどの制作に取り組んでいました。
また、ブラックでコーヒーを飲まない人のために、牛乳を用意するかも最後まで悩みましたが、保管設備がクーラーボックスしかなく、当日の気温も高いので安全を考慮して、コーヒーフレッシュで代用することにしました。
ドリップパック(ブレンドとデカフェ)、お出かけ珈琲パックはそれぞれ30用意しました。
珈琲豆はブレンドが500g、深煎り・中深煎り・中煎りをそれぞれ400g、デカフェを200g用意していきました。
3.当日出店前の準備について
コスモスMarcheでどんなお店が出店しているかや、自分の出店場所については当日まで知らされていませんでした。
以前、移動販売に関するセミナーで、イベント出店などはメニューがあまりかぶらないように主催者が調整するので、かぶりにくいメニュー展開や臨機応変に対応できるよう複数のメニューを準備しておくことが大事と学びましたが、うさぎ珈琲と冠している以上、コーヒーを出さないわけにはいかず、またフードメニューを展開できるほど経験もないので、提供メニューはドリップコーヒーをメインに、珈琲豆、ドリップパック、チョコレート、オリジナルグッズで出店を申し込みました。
コスモスMarcheへの出店は全部で15店舗ほど。
その内、CAFEメニューで出店している店舗さんはうさぎ珈琲を含めて3店舗。
めっちゃ内容かぶってますやん。と、思ってしまいましたが、他のCAFEメニューはクレープがメインだったり、カフェラテなどのアレンジコーヒーだったので、本格的にハンドドリップしているのはうさぎ珈琲だけで、お客様の棲み分けはまぁできていたのかな?と思います。営業中、カフェオレありますか?などの質問は一切なかったのは、カフェオレを出しているお店があったおかげだと思っています。
その甲斐あって、うさぎ珈琲にはブラックで飲まれる方が多く集まりました。
出店準備をしていて足りないと思ったことは、文房具類が全然持ってきてなかったことは反省ですね。
看板を吊るすためのS字フックや、ちょっとした仮止めに使える養生テープなどあった方がいいなと思いました。
また営業中に全員に丁寧に説明はできないので、商品の魅力を伝えるためのポップも用意していった方がいいと感じました。
ドリップパックなどは、売れはしたのですが、手に取れた方が良く売れただろうなと思います。ディスプレイしてポップを付ける必要があるなと。
今回テーブルとテントは主催者からレンタルしたのですが、テーブルの高さはこだわった方が良さそうですね。
ドリップする位置がいつもより低く、腰をかがめて一日ドリップしていたので腰への負担が大きかったです。
次回はテーブルの上に置ける台を用意していこうと思います。
あと、準備不足を感じたのが、周囲のお店を見ているとメニューを掲げている看板が大きい。遠くからでもそのお店に行けば何が手に入るのかが分かりやすい方が、お客様は安心してお店に行けると思いました。
キッチンカーは車そのものが広告みたいなもので目立っていましたね。
4.営業を通して感じたこと
一番思ったこととしては、冒頭にも書きましたが、準備不足でお客様をお待たせしてしまう場面が多くあったことです。一杯一杯丁寧にハンドドリップしているので、多少お待たせしてしまうことは仕方ないにしろ、カットできるロスもあったことは事実です。
ドリップパックについてはそんなに売れるとは思っていなかったので、ロスを減らすため、内袋に粉を詰めた状態で持っていき、売れたら外袋に入れてシーリングしようと思っていたのですが、予想以上にご購入される方が多く、シーリングする時間がもったいなかったですね。ロスがあってもいいので、事前にできることはしておくべきだと思いました。
次にお湯が足りない問題。電力の問題で、急速湯沸かし器1台で営業していたわけですが、容量が0.8リットルなので、5人もお客さんが並んでしまえば、お湯を切らしてしまい、沸かしている間待ってもらう事が何度かありました。電力の容量の問題で1,000Wほど消費する急速湯沸かし器を2台置くことはできないので、次回は保温できるポットを持っていき、お客様がいない間にお湯を沸かして、ポットで保管し、お湯が切れたらポットから補給する形を取ろうと思います。
なるべく早くサーブすることを意識してしまうため、注文をとって伝票に書くことを後回しにしてしまいがちでした。売上管理もきちんとしないといけないので、次回は多少時間がかかってしまいますが、注文を聞いて伝票を書いてお金を受け取ったら、ドリップに差し掛かるようにしたいと思います。
また金庫として使っていたコインケースが少し小さいこともありお金の出し入れが手間取ってしまったのも事実。大きめの箱を用意して、出し入れをスムーズにしたいと思います。
掃除道具を持参すべし。
ドリップを続けていると、コーヒーの粉がテーブルに散らばって、あまり見た目的によろしくないと思いました。
さっと掃除できる刷毛ぐらいは持って行ったほうが良さそうですね。
支払い方法は現金が7割程度で、paypayやedy、交通系ICなどは3割ぐらいでした。
クレジットカード払いもあったので、支払い方法はこれまで通り多様な受け取り方を用意しておいた方が良さそうです。
5.営業結果
当日、コスモス祭りにどれぐらいの人が動員したのかはわかりませんが、肌感覚としては1,000〜3,000人ぐらいかなと思いますが自信はありません。
殆どが小さい子供を連れた家族連れで、お隣のお店では子供に人気のかき氷が行列ができてよく売れていた印象です。
コーヒーを買いに来るお客さんは、子供のいない夫婦や友達と行楽に来たと思われる若い人たちが殆どでした。
売れたものとしては以下の結果でした。
- ドリップコーヒー(アイス7割、ホット3割ぐらい)が60ケ
- チョコレート 1ケ
- 珈琲豆 3ケ
- ドリップパック 18ケ
- ステッカー 1ケ
チョコレートは高級な板チョコを用意していたのですが、屋外でしかも気温が高いとなると少し食べにくかったり上品すぎるのかなと思いました。どちらかというと、室内でゆっくり食べるのに適しているチョコなので、こういったイベントでは売れないのかなと思います。
スコーンやマフィンなどの焼き菓子があれば売上も変わっただろうけど、菓子製造業の許可は持っていないので、それはまた別の話。
次はドリップパックや珈琲豆の売上を伸ばしたいので、ディスプレイの方法とか工夫したいと思います。
6.最後に
とりあえず、初めてのイベント出店を終えた感想としてはこんなところです。
まだ回を重ねるごとに、改善点は見つかると思いますので、試行錯誤しながら成長していければと思っています。
最後になりましたが、ご来場いただきました方々、イベントのスタッフ、ブログを読んでくださったあなたに感謝を申し上げます。
ありがとうございました。