うつ病の夫を持つ妻が心がけるべきこととは?


将来、喫茶店を開業したいと考えている私ですが、開業までにしたいことがたくさんあって、あれこれ思いつくのに、何一つ具体的な行動に移せるものがない状態です。なにかに駆り立てられて衝動的にやりたいことが煩雑に思いつくのはADHDの特性なので、仕方ないんですが、なんかモヤモヤしてます。正太です。

さて、今回はうつ病の夫を持つ妻に心がけていただきたいことについて、書いていこうと思います。上記のケースだけでなく、うつ病の家族がいる人にもぜひ読んでもらいたいです。
うつ病の夫を持つ妻とは、まさに我が家がそうなんですが、妻にしてもらって楽になったことや、逆にされて嫌だったことたくさんあります。その中で、特に広く当てはまりそうなものを5つ紹介します。

①うつ病は気力でどうにかなるものではない。

まず一番に認識してもらいたいこととして、うつ病は気力でどうにかなるもんではないということです。うつ病はれっきとした病気なので、専門的な治療や薬が必要です。病は気からとかうつ病は甘えとか言われますが、気の持ちようでどうにかなるもんではないんですよね。
「もっと〇〇した方がいいんじゃない?」とかはあまり言わないでいてください。病院に通っているのであれば、こうした方がいいとかは担当医が言うことであって医療に素人の家族が言うべきことではないんですよね。
最近では、太陽の光がいいとか、運動してセロトニンを分泌したほうがいいとか、浸透してきて広く認知されるようになりましたが、行動を起こすタイミングは本人に委ねて、家族から指示するようなことはやめてほしいです。

②行動の決断は本人に任せて

うつ病になるとやる気の波が顕著に現れます。大きい波もあれば小さい波もあります。例えば、昨日は30分散歩できたけど、今日は1歩の動きたくないとなることも多々あります。なので、その日散歩するかどうかは本人に任せちゃって大丈夫です。
また、回復期になってくると、これまでできなかったことをやってみようという気になってきて多少行動的になります。そんな時に社会復帰についても考え始めたりもします。いつまでも休んではられないですからね。そんな時に、どういう仕事なら今でもできるとか、あなたはこうだからこの仕事がいいとか、助言するのは結構ですが、やっぱりやる気と向き合わないといけないので、最終的な決断は本人に任せちゃっていいと思います。その方が本人にあった目標設定がしやすいので、次のステップに進みやすくなります。
もし、決断を家族がしてしまって、失敗した場合、その責任を家族のせいにしてしまい、家族には助けを求めないという思考に陥ってしまうので、危険です。本人が決断して失敗した場合、一時的には落ち込みますが、また頑張ろうという気になってきますので、本人の意志を尊重するようにしてください。

③特別扱いはしないで

うつ病は病気なので、周囲に頼りたくなることはあります。しかし過剰な心配や施しはかえってマイナスになってしまいます。
妻とでかけた時に、過剰に心配されたことがありますが、その時思ったのは、そんなに心配されなきゃいけないほど自分は弱い人間なんだ、生きるの辛いなと考えるようになりました。
普通の普段どおりの接し方で十分なんです。でも時々、本当にしんどくてやる気が起きない時などは、ごめん今日は家事やる気になれないからやってとかお願いをするので、その時は快く引き受けてもらえると助かります。

④病院での結果を聞かないで

基本的にうつ病は長期に渡って治療がされます。たまに数ヶ月ほどの通院で完全回復!大丈夫!って方もいらっしゃいますが、その程度のうつであれば家族もそう心配する必要もないでしょう。
長期の治療になってくると、先月から変化なしってことは往々にしてあります。なので、毎回病院の結果どうだった?って聞かれても、なにも話すことがなくて、回復を期待されているプレッシャーに潰されそうになってしまいます。
もちろん家族としては回復を望んでしまうとは思いますが、なるべくそれは表情に出さないで、グッと堪えてください。
薬の量が減っただの、新しい薬を試してみるだの、そろそろ復職してもいいだの、進展があった場合、本人の口からなにか伝えられると思うので、病院行けた?ぐらいの確認で終わらせてください。

⑤死なないように見守って

究極です。究極の話なんですが、うつ病になると突然生きるのが嫌になって死を考えたりします。最悪の選択をしてしまう可能性も高いです。
私もこれまで何度も死を考えてしまっていました。一歩間違えれば、実行に移してしまっていたかもしれません。
そんな時に思いとどまった理由が、やはり家族の存在で家族を悲しませたくない辛い思いをさせたくないとの思いでした。
うつ病になってから祖父や祖母の葬式を体験したのですが、その時の遺族の会話が「ようやく楽になれたね」とか「苦しまずに死ねてよかった」とかなんですよね。時には思い出話で笑顔になることもありました。
その時に思ったのが、「俺も楽になりてーよ」とか「死んでも家族が笑ってくれるなら、死ぬことの選択のひとつよなー」でした。そのまま妻に思いを伝えたら涙ながらに「私は絶対笑えない」と言いながら、死なれたらどんなに辛いかを言ってくれました。そのことがあって以降は死ぬことを考えても、すぐに選択肢から消すことができるようになりました。
なので、うつ病の家族を持たれている方は、オーバーかもしれませんが、死なないでほしいということを普段から伝えておくことは有効だと思います。
あまりに頻繁に伝えられたら、嫌ですけどね。程度をわきまえて。

以上になります。
少しでも参考になれば幸いです。
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