ADHDってそもそもなんなの?


どうも、本日の早朝に経営者が集まるセミナーに参加してきました。経営者のみなさんは普段仕事で忙しいので、早朝に集まって勉強会をしようって企画ですね。
みなさん、朝からハイテンションで圧倒されてしまいました。うつ病の私には少し刺激が強すぎてめまいを起こしそうでしたが、得られた収穫が大きいです。人脈も少し広がって、これから面白いことが起こりそうな予感です。

さて、私はADHDという発達障害を持っていますが、そもそもADHDとはどのような症状があるのかについて本日は書いていこうと思います。

ADHDとは日本語で注意欠陥・多動性障害といいます。ADHDはグレーゾーンも合わせると子供約5%、大人の約3%に生じると言われています。
グレーゾーンとはADHDの特徴が見られるけど、特段生活に支障のない人を指します。
発達障害は、子供ころから症状が見られ、大人になって突然発症するものではありません。しかし、子供のころは周りの大人がフォローしたり、少しうっかりした子供だなと見過ごされているだけで発達障害と診断される人は多くありません。大人になって社会に出てから、うまく生活することができず病院に行ったら発達障害でしたと診断されるケースが多いです。私もこのパターンで、30歳を過ぎてから自信が発達障害であることを知りました。

ADHDの原因は遺伝による先天的な脳機能の偏りが指摘されていますが、親が発達障害でなくとも発症する子供もおり、他の要因もあると考えられておりますが、詳細などはまだわかっておりません。

ADHDには大きく分けて3つの特徴があります。

1.不注意

  • 集中力を持続することができない
  • 気が散りやすい
  • 意識が次々と移り変わってしまう

不注意の症状が強く出ている人には、ケアレスミスが多く物をどこかに忘れてきたり無くしてしまったりといったことがよく起こります。
また、頻繁に約束を忘れてしまったり、自分の好きなことでも集中し続けることが難しい、物事の優先順位をつけることができず作業を最後までやり遂げることが難しい、締め切りを守ることができないなど、社会人としての責任が全うできないことが多くあります。
私自身も忘れ物は多く、また物をよく壊してしまいます。優先順位をつけるのも苦手でマルチタスクなんて高度な作業スキルは持ち合わせておりません。締め切りに終われることが多い公務員ですが、よく締め切りを守れず注意を受けてきました。

2.多動性

  • 落ち着きがない
  • 静かな空間が苦手(騒がしいところが好きというわけではない)

多動性が強く出る人には、落ち着いてじっとしていることが苦手で、いつもどこかそわそわ動いていて、人の目を見て話を聞けない、整理整頓が苦手で片付けができない。静かにしなくてはいけない場面で強いストレスを感じるなどがあります。
子供の場合、食事中に立ち上がったり、教室から飛び出してしまうなどの症状が見られます。
この症状は大人になるにつれて、よくなることが多いみたいです。
私も、貧乏ゆすりをよく注意されます。気がつくと足がガクガク動いており、会話中などは手を動かしていないと話に集中できません。じっと座っているのも苦手でもぞもぞと上体を動かしてしまいます。

3.衝動性

  • 自分の感情や周りの刺激に反応しやすい
  • 何かに駆り立てられるように、行動してしまう
  • 考えより先に行動してしまう

衝動性が強い人は、思いついたことを行動しないと気が済まない、人の話を最後まで聞かず途中で喋り出してしまう、すぐ結果が欲しい、よく考えずに決断してしまうなどがあります。また、人の感情に反応しやすく、近くに起こっている人がいれば、自分が怒られているわけではないのにショックを受けてしまうこともあります。
私はこの衝動性が強く、思いついたことをすぐに行動に移してしまいます。また人がやっていることを自分もやりたくなってしまい、YouTubeなどを見ていて面白そうなことをしていたら真似してみないと気が済みません。スポーツ観戦も自分もやりたくなってしまうので、じっとすることができず苦手です。

これらの症状が見られる人をADHDと言いますが、全ての症状が満遍なく出る人もいれば、衝動性だけとか多動性だけといったぐらいにアンバランスに出ることもあります。

また、発達障害にはこの他に、他者とのコミュニケーションを苦手としこだわりを強く持つASD(自閉スペクトラム症)や学習能力に欠陥を持つLD(学習障害)というものがあります。
発達障害を持つ方はADHDだけしか見られないといったことは少なく、程度は異なりますが、ADHD・ASD・LDの3つともが症状として現れることが多いです。3つの中で一番強く出ている症状が診断名として伝えられることになります。
私の場合ですと、ADHDが一番強く出ているので、ADHDと診断されていますが、ASDの症状も少し出ており、こだわりが強く雑談が苦手です。

ここで、ADHDかどうかセルフチェックできるASRSというチェックシートがあります。ASRSはAパートの6問とBパートの12問に分かれていて、AパートではADHDの傾向が見られるかどうかを判断し、BパートではどのようなADHDの傾向かを見ます。
今回はAパートの6問を紹介したいと思います。

  • 物事を行うにあたって、難所は乗り越えたのに、詰めが甘くて仕上げるのが困難だったことが、どのぐらいの頻度でありますか。
  • 計画性を要する作業を行う際に、作業を順序立てるのが困難だったことが、どのくらいの頻度でありますか。
  • 約束や、しなければならない用事を忘れたことが、どのくらいの頻度でありますか。
  • じっくりと考える必要のある課題に取り掛かるのを避けたり、遅らせたりすることが、どのくらいの頻度でありますか。
  • 長時間座っていなければならない時に、手足をそわそわと動かしたり、もぞもぞしたりすることが、どのくらいの頻度でありますか。
  • まるで何かに駆り立てられるように過度に活動的になったり、何かせずにいられなくなることが、どのくらいの頻度でありますか。

これらの項目について、全くない、めったにない、時々、頻繁、非常に頻繁の5段階でチェックして、4つ以上頻繁もしくは非常に頻繁が当てはまった場合、ADHDの可能性が高いです。
もし当てはまって、気になる場合は病院で診察を受けてみてもいいかもしれません。ただし、仮にADHDだったとしても診断されない方が幸せだということもあります。診断されることで何かが崩れていくようなショックを受けることもあります。
よく考えてから診察に行きましょう。
よく考えてから行動できる人はADHDではないと思います。

以上になります。ありがとうございました。Twitter、Instagramもやっているので、ぜひフォローをお願いします。

Twitter:@usagicoffee_sho
Instagram:@usagicoffee_sho

この記事がおもしろいと思った方はランキングへの協力もお願いします。
下のバナーをクリックするだけで終わります。


発達障害ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です