どうも正太です。
発達障害を持つ人は個性が強く人と関わることが苦手だったりして、交友関係が狭まったりしてしまいますが、不思議なことに発達障害者同士の場合仲良くなれることが多いです。発達障害の特性から、おそらく一緒にいても苦にならない、気持ちが楽になれるためだと思います。この辺は、いつか深掘りして書いていきたいと思います。
さて、本日は発達障害のうちASDってどんな症状?について書いていきたいと思います。先日のブログでADHDの特徴について触れたので、今回はASDといった感じですね。
ASD(Autistic Spectrum Disorders)とは、自閉症スペクトラムといい、高機能自閉症やアスペルガー症候群という昔は別々の障害として捉えていた症状を一つにまとめたものです。広義の意味でのASDはグレーゾーンも合わせると人口の約10%に現れ、男性に多いと言われています。
こちらもADHDと同じで遺伝による先天的な脳機能の偏りが原因と言われていますが、詳しいことはまだわかっていません。
またADHDと同じく、子供の頃から症状は見られ、大人になって急に発症することはありませんが、子供の頃は少し変わった子として見過ごされて、大人になって発覚・診断されるケースが近年は増えてきています。
ASDには大きく分けて2つの特徴が見られます。
1.臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいという本能的志向が強い
- 孤立しがちで1人を好む
- 空気を読むのが苦手
- 冗談を真に受けてしまう
- 自分の言いたいことだけ言って相手の反応に無頓着
- 自分の関心ごとを長々と話し続けてしまう
- 自分から積極的に人と関わろうとしない
コミュニケーションを取っている相手の意図を汲むことが苦手であるため、事務的な会話しかできなかったり、感想を述べるのができなかったりします。また子供のちょっとしたいたずらや冗談に対してムキになって本気で怒ってしまうこともあります。
2.こだわりが強く、自分の流儀を通そうとする
- パターン化された特定の手順や配置にこだわる
- 興味や行動の範囲が狭く限定され、特定の物事に愛着を持つ
- 依存性が強い
- 予定外のできごとに困惑する
- 好きな領域に関する記憶に優れている
- 他者と競って1番になることを好む
- 図形や記号といった信号に強い興味を示す
こだわりが強いのは言い換えれば、自分の中の定義が絶対とも言えます。なので特定のものに依存してしまい、その特定のものに対する知識量が優れていたりします。いわゆるオタクと呼ばれる人種です。また、行動をパターン化してその通りに動かないと気が済まないので、突然の予定変更などは苦手です。
またこの他に見られる症状として、感覚過敏や感覚鈍麻といった症状も見られ、騒がしいところが苦手だったりします。
感覚過敏については以前ブログで書いているので、詳細はこちらをご覧ください。⇨『感覚過敏は生きづらさか、能力か』
こういった特徴が見られるのがASDですが、症状の強弱には個人差があり、ほとんどの人がなんの支障もなく日常生活を送っています。
みなさんの周りにも、こだわりが強い人や話が理屈っぽい人、集団よりも個人を好む人はたくさんいるかと思います。オタク気質な人がみんなASDかというとそうではありません。こういった自閉症スペクトルの症状が見られるが、日常生活に問題がない人のことをASと呼んだりします(ASDのDはDisorders=障害という意味)。日本語では自閉症スペクトラム症と自閉症スペクトラム障害と使い分けたりしています。
私自身もASDの傾向は見られます。好きな物事へのこだわりが強かったり、コーヒーなどへの依存もあります。また感覚過敏もありますし、立食パーティーなど大勢いるところでの会話は極端に苦手です。
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