【ADHD対策】後回しにしてしまう癖をどうにかしたい

black and white photo of clocks 発達障害(ADHD・ASD)
Photo by Andrey Grushnikov on Pexels.com

どうも、正太です。

先日の記事で、ADHDに向いている仕事を取り上げさせていただきましたが、誰しもが自分の望んだ職種につくことはできないかと思います。
自分に向いた仕事じゃないけど、生活のために仕方なく割り切って働いているという人も多いかと思います。

今回は、ADHDの方で、もし向いていない仕事に就いてしまった場合の対策の一つとして、後回しにしてしまう癖の対処法を書いていきたいと思います。

なぜ後回しにしてしまうのか

私自身、昔は後回し大魔王でした。
当時の脳内処理と心理状態について分析したいと思います。

なにかやらないとけないことが目前に現れると、いきなりその作業に手をつけるのではなく、手順について計画を立てようとしていました。完成形のイメージを必死で思い浮かべます。
ここで完璧主義が発動しちゃいます。
完成形までのイメージがスムーズに思い浮かべば作業に取り掛かることができるんですが、少しでも、1箇所でもわからない部分があれば、思考がそこで止まってしまいます。
ここで人に頼れないマインドが発動しちゃいます。
分からない箇所があれば、人に聞くなりすればいいのに、自分で調べようとしちゃうんですよね。
で、調べているうちに別のことに気をとられちゃって、しなくてはいけないことが後回しにされてしまいます。

これは、まだ単純な処理です。ADHDの脳内ってこんなに単純なロジックではいきません。
分からないこと調べることも一つのタスクになってしまい、そのタスクを処理するために完成形をイメージして途中で投げ出してしまったり。
やらないといけないことが目前に現れたところで、他のことに意識が移ってしまい、タスクを忘れてしまうこともあります。
完成形をイメージしている最中に他のことを考えてしまい、タスクを忘れることもあるでしょう。
完成形がイメージできても「よしよし、これは順調に行けるぞ。作業に移る前に気になっていたことを調べよう」とか考えて、作業に移らないまま、そのまま忘れることも考えられます。

つまり、どういうことかというと、タスクが現れてから完成するまでの道筋が1本道じゃなくて、着手までの途中で分岐が多すぎるんですよね。分岐に進んでしまうと完成が後回しになってしまう。
さらに分岐から分岐へと複雑化してしまいます。
とにかく、なにかと言い訳やよそ見をして着手できないんですよね。

こういった状況はタスクに対してすぐに着手しようとしているだけマシな方です。
私がよくしていた後回しは、作業依頼のメールが来て一番に締め切りを見て、締め切りが遠い場合は「まだ余裕があるな」とやろうともせずに後回しにしてしまうパターンです。

後回しにしないためには

先述のとおり、タスクが現れた時に、言い訳したり別のことに意識をとられて着手できないことが後回しの原因だと、経験則から考えられます。

後回しをしない解決策はズバリ、

とにかく着手してみること です。

完成形が見えなくてもいいし、どうすればいいかなんか考える前にとにかくやり始めてみることが肝心かと思います。
完璧主義や人に頼れないマインドが邪魔してきますが、とりあえずやり始めてみると意外と集中できるものです。

当然途中で止まってしまうこともあります。そういった時は途中でもアウトプットして、相手からの反応を待ちます。0から1を作り上げて提出することはできなくても、何も考えずにもがけば0.1ぐらいは作り上げれるものです。
その0.1を10回繰り返せばいいのです。
これが進捗状況の報告にもなりますし、途中までやったことが間違っていれば軌道修正もできます。

完成形までの道筋で分岐が多すぎて後回しにしてしまうのであれば、分岐点ができないほど近い距離に着地点を作り上げることが、後回しにしないキーポイントかと思います。

これで、後回し大魔王だった私も後回しにしてしまう率はかなり下がりました。

ぜひお試しあれ。

今回の記事は以上です。
今回の記事がおもしろいと思った方は、ランキングへのご協力もお願いします。
下のバナーをクリック・タップするだけです。


発達障害ランキング

また、Twitter、Instagramもやっておりますので、まだの方はフォローをお願いします。
Twitter:@usagicoffee_sho
Instagram:@usagicoffee_sho


コメント