うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみたを読んで


冬季うつというものがあるそうです。確かに冬は日光に浴びる時間も短くなるし、寒いとやる気も減衰する。沖縄に住んでいた頃は四季がないことを寂しいと感じていましたので、大阪に来て冬を堪能している正太です。今年に限っては冬季うつとは縁がなさそうです。

今回はタイトルの本を読んだのでその感想を。

『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』
著 ほっしー 出版 ディスカヴァー・トゥエンティワン

内容は、もう本のタイトルで回収しているので、だいたい想像はつくかと思いますが、うつ病に効果のあった行動を効果の大小と難易度別に紹介している本になります。

著者のほっしーさんはYouTubeでも活躍されている人で、最近私もその動画を見始めたので、執筆されている本も気になって手に取ってみたという流れです。

私自身も、うつが一番ひどい時は薬を飲んでふとんの中で過ごすしかできなかったのですが、少し回復して何かできることをやろうかと思った時には色々試してみました。
本書ではまだ試していなかった分野もたくさん紹介されており、これから試してみたくなるようなワクワクさせられる本でした。
ただ、一点注意しなければならないのが、うつ病といっても千差万別で、人によってできることできないこと、また効果の大小も異なってくるかと思います。うつ病の差だけでなく、個人の好き嫌いもあるかと思います。なので、本書で紹介されている難易度や効果の大小は「ほっしーさんにとって」という点を忘れてはいけません。

例えば、愛犬はお手軽で効果高いと紹介されていますが、マンション住まいだった私にとって犬を飼うことは不可能に近いくらい難易度が高いものですし、ゲームはお手軽で効果低いと紹介されていますが、ゲームに興味がない私にとって、ゲームを始めるのはお手軽でもなく効果は最悪マイナスかもしれません。
逆に食事の習慣を変えるのは難しく効果が低いとされていますが、料理が趣味だった私にとって栄養バランスを考えながら食事を作ることはすごくお手軽で効果があったと思います。うつ状態だとどうしても運動不足になるので、せめて食べるものだけは健康的であろうと思い、食生活の改善は続けれました。
また、当時の職場には私の料理をおいしいと言ってくれる方が幸いにも複数人いたので、お菓子や手料理をおすそ分けして、自己肯定感を高める行動も、うつの回復には一役買っていたかと思います。

うつ状態の方の本書の読み方としては、気なる項目や興味のある項目のうち効果があるとされているものを順に試してみて、効果のほどを確かめてみるのがいいかと思います。
私の場合はやったことがない項目を中心に読み進めていきました。本の構成的に頭から順に読まなければいけないというものではないので、気になった順に読むという方法が取れてとても読みやすいと思います。
私に取っては本を読むのも体力を消耗するので、なるべく省力化して読みました。
また、うつ状態ではないけれど、身近な人にうつ状態の人がいるって場合や将来自分がうつになるかもしれないと思っている人は、一通り読んでみて、へぇーこんな簡単なことでも効果あるんだーとうつの方に勧めてみるなり、記憶として取っておくことがいいかと思います。
間違ってもうつ状態が最悪の時にオススメとかしないでください。最悪の時は本当に寝ることしかできないのですから。あくまで少しやる気が出てきた時に試しにやってみるといった具合です。

最後に私のマッピングを紹介して終わりたいと思います。

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