解離性同一性障害と幻聴について

pensive ethnic man listening to answer in paper cup phone うつ病
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どうも、うさぎです。

最近、やらないやれない言い訳を考えるのが上手くなってしまった自分がいます。
「あれしないとな」「勉強進めないとな」と思った直後に「体調悪いし」「今日はこんな時間だから明日にしよう」「あと何分で晩御飯の支度しないとだし」などなど、言い訳をつけて先延ばし先延ばしにしてしまっています。
本当はブログのレイアウトも変えたいし、Youtube動画とか投稿したいんですけど、まだまだ技術不足で満足のいく形にできない。
そんな能力不足でできなかったことを、体調が悪かったからと言い訳して勉強もせずにできもしないことをやらなかっただけと言い訳してしまっています。
向上心が欲しいところですね。

昨日、居間に居ると、寝室から妻の悲鳴が聞こえた。
何事かと思って、飛んで行ったが妻は悲鳴などあげていないと言う。
「幻聴?」私が聞いた。
「幻聴じゃない?」妻が言った。
私はその会話で昔のことがフラッシュバックされた。

うつ病と診断される前のこと、心身ともに疲弊しまくってって言動がおかしくなり周囲から心配されていた頃、後になってその時の状況は解離性同一性障害だねと診断されました。
診断された時には症状は出なくなっていたのですが、、、

昨日、そんな4年前のことを思い出したので記録に残しておきたいと思います。
きっかけは「幻聴」というキーワードでした。

解離性同一性障害が始まったと推測されるタイミングのちょっと前まで私は幻聴に悩まされていました。

話は遡ること5年前、まだ公務員をしていた頃の話です。私は沖縄の離島に異動となりました。
そこでは正規の職員は私一人で私以外に4人の職員がいましたがいずれも非常勤職員でした。
非常勤職員のみなさまはその事務所での経験も長く、みな私より年上でした。
しかし正規職員が私一人なので必然的に私はその事務所の責任者となってしまいした。

非常勤職員のみなさまは良くも悪くも弁の立つ方々ばかりで、赴任した直後はあれこれ質問してもきちんと答えてくれる頼もしい存在でした。
しかし上の事務所からやってくる仕事を非常勤に分配してもなにかと言い訳されてちょびっとしかやってくれなかったり、私自身も人に頼るのが苦手でこれは重要な仕事だから私がやろうとか考えながら仕事をしていました。
仕事をうまく分配できず、上からの司令は私に直接やってくるのでだんだん私の肩に乗っかかるものが大きくそして重くなっていきました。
夜遅くまで残業し土日も出勤し、近所の人からいつも居ないと言われるほど職場に住み着いて仕事をしていました。
睡眠不足がたかってうつ症状が見られ始めたころ、いつの間にか私は私と会話をしながら仕事をするようになっていました。

自分とばかり会話が増えて、いつの間にか自分の中に自分を飼っている状況になり、時にそいつは自分を励ましてくれたり、時にそいつは自分を罵倒しました。
だんだんと私が求める回答をしてくれなくなり、自分の中に飼っていた自分はいつの間にか自分の意志を持つようになっていった。
そしてある日の晩、寝ようと寝床に横になり目を瞑った瞬間、家の中に誰かが入ってくる音が聞こえた。
こんな時間に誰だろう?と家の中の電気をつけて見渡してみるも誰も居ない。
気のせいかともう一度寝床に静まった時、そいつは耳元で
「お前じゃだめだ」
「この役立たず」
「死ねよ」
「このゴミクズ」と、私を罵った。
その声は自分自身の声だった。確かに耳から聞こえた、今までの自分との会話であった脳内で再生される声ではなく、耳から自分の声が聞こえてきた。

その日を境に起きている時も寝ている時も罵声が聞こえてきた。
自分の中に飼っていた自分は、自分の殻を抜け出し、外から攻撃するようになった。

そんな日が何日か続いたころ、家に帰る途中から次の日の朝までの記憶が無い日があった。
朝、台所を見てみるとキチンと晩御飯を食べた形跡はある。でも記憶がない。
きっと疲れだろうとその時は気に留めていなかったが、記憶がなくなることが多くなっていった。

ある日、当時付き合っていた彼女の家に居る時、ベッドに寝転んだまま、瞬きもしないで天井の一点を見つめて「死にたい。死にたい」と呟いていたそうだ。もちろん記憶はない。
その日ぐらいから病院に行くことを勧められた。
でも、仕事があるからと病院を先延ばしにしていた。

そんなある日、朝起きるとまた昨晩の記憶がない。
そして部屋を見渡すと、天井から輪の付いたロープが垂れ下がっていた。
そいつは最後に耳元で「死ねよ」と言った。

自分の中に飼っていた自分に殺される。そう思った。
これが私の初めての自殺未遂。
これがきっかけで病院に行くことを決意した。
その日を境に記憶を無くすことはなくなった。
自分が勝手に行動や言葉を発することもなくなった。

限界状態だったのかもしれない。
早めに対処していたらと今でも思う。
幻聴がことの始まりだったようにも思う。

あっ、ちなみに昨日の妻との会話は、妻が何かに驚いて悲鳴をあげてしまったが、悲鳴をあげたことが恥ずかしくて、軽い気持ちで幻聴じゃない?と言ってしまったそうだ。
フラッシュバックにより落ち込んでいる私を見て、謝ってくれたので、悲鳴をあげていないと嘘ついたことについては不問としています。

といったところで、今回はここまで。
ありがとうございました。

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