読書体験から得られる自己肯定感

person holding a book うつ病
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どうも、うさぎです。

2023年に入ってから、毎月目標にしていることがあります。
それが月に本を5冊以上読むこと。
約半年続けてきて実感することは自己肯定感の向上につながるということです。
自己肯定感の低い人にとって自己とは、恥ずべき存在、悩みの多い存在です。
しかし、世の中には多種多様な本があり、その時の自分にあった本がきっと存在します。
それらを読むことで、ありのままで良いんだとか悩んでいたことが解決なんて、進むべき方向性が見えてきたりします。
そんな読書のすゝめについて今回は書いていきたいと思います。

読書のメリット

読書はある意味自己投資だと言えます。
お金を払って(投資)本を買い、その知識を回収できるのですから。
投資は通常ローリスク・ローリターンもしくはハイリスク・ハイリターンと言われていますが、読書に費やすものは本を購入する代金と読む時間ぐらいです。
もし読み進めてみて、自分には合ってないなと感じたとしたらそこで読むのを辞めて損切りしてしまえばそこまでのリスクを負うことはありません。再度読む必要がないなと思うならメルカリに出せばいくらか回収できます。
私はメルカリで本を売って、その売上金でメルカリで本を買い、読み終えると本を出品するというルーティーンで本を仕入れています。なのでそこまでの出費になっていません。
ローリスクというのがまず一点目のメリットです。

冒頭にも書きましたが本は多種多様な本があります。
本は本になるだけの価値があるものと私は考えています。
ただ合う合わないがあるだけだと。
どんな料理もちゃんとした材料で作れば不味いものはできないのと一緒ですね。
自分の舌に合うか合わないかの問題だけです。
なぜ読書が自己肯定感を高めるのかというと、人は相対的に価値を決めたがる性質があります。
私は身長170cmありますが、背が高いか低いかと聞かれたら、応えに悩みますよね。
日本人の成人男性の平均身長は170cmぐらいだそうです。つまり高くも低くもないと考えられます。
しかし諸外国の平均身長は国によっては180cmを超えている国もあります。そこと比べると低いなとなるわけです。
基準があって、そこと比べて高いか低いか、価値があるか価値がないかを判断するわけです。
読書をすることによって、様々な知識が入ってきます。
つまり多様な基準が自分の中に形成されるわけです。
自分の位置や価値を知ろうと思えば、様々な価値基準に触れたほうがいいです。
これがメリットその2です。

読書のデメリット

リターンについては、ハイリターンにもなればローリターンにもなり得ます。
ここからはデメリットの話になりますが、読書すれば全て本の内容が理解し腹落ちするかと言われたらもちろんノーです。
全然頭に入らない本もあります。
その原因は「興味関心が薄い」「集中して読めていない」「本の難易度が高すぎた」が考えられます。
そんな自分にとって合わない本もたくさんあるので選書が難しいというのがデメリットです。
そして、自分に合わない本を最後まで無理して読んで時間を浪費したのに得られるものがなかったなんて場合が一番の損だということです。
先程も書きましたが、本は必ずしも最後まで読む必要はありません。買った以上全て味わい尽くしたい、残さず食べたいという気持ちも分かりますが、損切りしましょう。

失敗しない選書の方法については「タイトル」「帯に書かれている言葉」「目次」から著者が伝えたいことを予測して自分に必要かどうかを見極めることにあります。
これは読書を重ねるとだんだん仮説が立てれるようになってきます。
そして、これが重要なのですが、仮説を立てて読むと本の内容が驚くほど頭に入ってきます。

現在の読書離れはむしろチャンス!?

現在、スマホですぐに情報を得ることが出来る時代、本を読まなくなった人が増えているそうです。
文化庁が16歳以上の人を対象にした調査によると、一月に5冊以上本を読んでいる人の割合はわずか6.4%だそうです。
読書は前章でも書きましたが投資です。しかもローリスク。
この読書の効果を享受できる6.4%の人間になれるのはチャンスだと前向きに捉えています。

本は著者が何年、何十年と費やしてきた知恵や技術をギュッと詰め込んだエッセンスです。
そのエッセンスを数日で吸収できるのであればやるしかないですよね。
人類がここまで進化・進歩してきたは、過去から学び、現在に生きる人同士で知識をシェアしあって研鑽してきたからに他なりません。
その過去を学び知識のシェアをする媒体こそ本なのです。(最新の情報は論文の方が正確だよ)

自己肯定感を高めるもう一つの要素

自己肯定感を高める要素の一つに「自己効力感」というものがあります。
カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱したもので、簡単に言ってしまえば「自分ならできる」という感覚です。
本は知識を得るのにはもってこいの物ですが、例えば自転車の事をめっちゃ詳しい人がいたとします。
その人が必ず自転車に乗れるかというと、練習しないと無理ですよね。知識だけでは乗れません。
しかしどうして自転車が前進するのか、倒れずまっすぐ進むことが出来るのかを知っていれば、まった自転車に対して無知の人より練習も短時間で終わると思いませんか。
本で知識を仕入れて、それを体験してみる。
そうして成功事例を重ねていくことで「自分ならできる」という感覚を培うことができます。
それが自信となり、自己肯定感を高めるのです。

また、読了すること自体が一つの成功体験として満足行くものなら、コツコツと成功体験を重ねることができます。

まとめ

長々と書きましたが、本はいいよってことに尽きます。
話のネタにもなるし、自分の幅が広がっていく感覚があります。
といったところで今回はここまで。
ありがとうございました。


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