真面目なりに真面目に考えた真面目の克服法

ripe red fresh apples growing on tree in orchard うつ病
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どうも、うさぎです。

先日、メンタルクリニックで先生にこんなことを言われました。
「杉本さんは真面目で物事ひとつひとつを重く受け止めすぎている。それが気分の浮き沈みに繋がる」と。
そんな事を言われましても、三十数年真面目で生きてきたから、今更どうしようも無いじゃないかと思いました。
不良が更生して何かを成し得たとか不真面目な人を真面目にすることはよく聞く話です。
しかし真面目な人を不真面目な人にするといった話は聞いたことがありません。
真面目は心の根っこにこびり付いていて、不真面目になろうとしてもなかなか手ごわいのです。

そんな私ですので、先生に言われたことの対策法をずっと考えていました。真面目ですね。
ひとつひとつを重く受け止めすぎているのには、ひとつひとつに注ぐエネルギーが大きすぎるのではないかと思った訳です。

例えばリンゴが食べたいと思って、リンゴの種を植えます。
その土地がリンゴに適していなかった場合、芽が出ませんよね。芽が出ないとショックです。
リンゴだけに執着しているからリンゴの芽が出た出ないで一喜一憂してしまうわけです。
ところが考え方を変えて、果物ならなんでもいいから食べたいと思って、様々な果物の種を植えたとしましょう。たくさん植えたら、どれかしらは芽が出ると思います。
そうなれば、芽が出なかった植物に対してそれほどショックは受けないと思います。
むしろ芽が出た植物に対して喜びを感じ大事に育てようとなると思います。

これが私が考えた作戦です。
とりあえず、何が芽吹くかわかりませんが気楽に種を植えまくる。
ボタンがあれば押しまくる。
そうして好反応があったものだけに真剣に取り組んでいくのが、真面目が真面目に考えた真面目の克服方法だと思うのです。

私はこれまで、こうなれば良い、そのためにはこれが必要だ、そうするとこれをする必要がある。と、熟考してから行動を起こしていました。そしてそれが失敗に終わると落ち込むという流れでした。
そこをこうなれば良い、じゃあアレもコレもソレもドレもやってみようにシフトしようと思ったわけです。
ひとつひとつに渾身のエネルギーを注ぐことも大切な考え方だとは思いますし、素晴らしいことでもあると思います。ただ私には少し適していなかった。
やり方を変えてどういう心の反応があるかまだ分かりませんが、それもひとつのチャレンジだと思ってやってみようと思ったのでした。


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