いつもと違う日常への戸惑い

a woman covering her ears うつ病
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どうも、うさぎです。

このところ、ブログの更新が滞っておりましたが、精神状態は浮き沈みを繰り返していました。
そして昨日、沈むところまで沈みきったお話です。

昨日のできごとの前段階として、昨年から続けている就活について全くと言っていいほど進展がないということ。
2桁を超える企業様に応募資料を送ったわけですが、書類審査すら通らずお祈りメールが届くばかりでした。
根本的に採用したくない理由があるんだろうなとは思いますが、それが何なのか思い当たるフシがなく、自信は失う一方でした。

転職エージェントの利用も開始してみましたが、エージェントとの関係は良好で履歴書、職務経歴書ともに添削していただいているにも関わらず、どうにもこうにも進展がありませんでした。

そんな中、4月下旬から妻が育休から復職し、息子も4月の慣らし保育を終え、本格的に保育園に通い始めました。
そんな生活も慣れ始めた頃、息子がウィルス性の疾病にかかり、登園ができなくなってしまいました。
登園ができなくなった週は妻も看護休暇を利用したり、在宅勤務を利用したりでなんとか看病をしながら生活することができておりました。

そして昨日、妻は出社しないといけなくなり、私一人で息子を看病するという日がやってきてしまいました。
私自身も息子から病気をうつされ体調が芳しくない中一人で世話をするというプレッシャーもあったと思います。また、昨日の夕方に病院へ連れて行って登園への許可をいただくための意見書をもらいに行く予定だったので、ここでまた体調を崩してはいけないというプレッシャーもありました。

事件は9時すぎに起こりました。自宅近所で行われているマンションの建設現場で何故か昨日からラジオを爆音で鳴らしながら作業をし始めました。
聴覚過敏の私はその音を無視することができず、いつもと違う日常にストレスでイライラが募っていました。息子にも笑顔を向けることができず息子も不安に思ったのかずっとぐずってました。

イヤーマフをして育児をしてみましたが、ラジオの音が空耳のように頭に流れてくる。私のストレスは頂点に達した時、息子がギャン泣きを開始。私はパニックを起こしてしまい、呼吸が苦しくなって頭は真っ白、私も泣き叫びながら息子に「ごめんね。ごめんね」と叫ぶ様。

とにかくラジオを止めなければと、それだけが脳内に展開され、ひとまず区役所に電話。
区役所の電話対応に対してパニックになっていた私は支離滅裂なことを叫び、ラジオを止めてくれと懇願しましたが、区役所には苦情の窓口がないと冷たく返され、パニックは勢いを増し、その場に倒れ込んでしまいました。
区役所から苦情は市役所のなんとか(聞き取れず記憶にない)というところだと電話番号を頂いたので、呼吸を整えてから市役所に電話。

市役所は親身に聞き入れてくれましたが、すぐにラジオが止まるわけもなく、息子もずっとギャン泣きで誰に助けを求めたら良いのかも分からず、妻にラインしました。

「気が狂いそう」と(既に狂ってましたが)。

すぐに妻から電話があり、今から帰るから落ち着いて。大丈夫大丈夫と励ましてもらい、なんとか呼吸も頭の中も落ち着きを取り戻してきました。
ギャン泣きだった息子を抱き上げ「ごめんね。ごめんね」とあやしているとすぐに寝てくれて、ほっと一息。
しかし、私の涙は止まることがなく、妻が帰ってくるまで寝ている息子を眺めながら泣いていました。

気がついた時にはラジオは止まっていました。市役所の人が対応してくれたのだと思います。

自信を失いつつあった私は半日も息子の看病ができなかったことを恥じ、更に自信を失ってしまい憂鬱な気分になってしまいました。

夕方になり、妻が息子を病院に連れていくことになったのですが、妻から保育園に提出する意見書のコピーをお願いされたのですが、なぜかうまくコピーができず、コピーもできないのかと自責の念が増幅しさらに憂鬱な気分になってしまいました。

妻が病院に行っている間、へたり込んで今日を振り返っていたのですが、耳元から
「役立たず。クズ。無能。死ね死ね。生きている価値なし」と誰かに罵声を浴びせられるようになりました。
声の主は、5年前幻聴を患った時の声と同じで、今回はすぐに幻聴だとわかりましたが、イヤーマフをしても耳を塞いでも頭の中で罵声が繰り返されます。

幻聴を起こすには2種類のパターンがあるらしく、一つは統合失調症によるもの、もう一つは精神状態が限界を超えた時だそうです。
私は後者でした。

たかだかラジオの音一つでパニックを起こし、父親としての責務どころか、呼吸すらできなくなるなんて情けなさ過ぎて、それがつらくてつらくて。

妻と息子が病院から帰ってきて、私の状態を見て大丈夫大丈夫と励ましてくれました。
家族の声を聞いていると、自然と気持ちが楽になってきて、幻聴は遠のいていきました。

日が明けて今日、工事現場からはラジオの音は聞こえませんが、工事の音がする度に機能のことがフラッシュバックされるようになってしまい、自宅ではイヤーマフが手放せなくなりました。

いつもと違う日常にここまでパニックを起こすようでは、就活をしている身ではありますが、まだまだ社会復帰は難しいなと感じております。
この先どうするかについては、またブログに書いていこうと思います。

といったところで、今回はここまで。
ありがとうございました。


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