発達障害は騙されやすい?その特性

発達障害(ADHD・ASD)

どうも、正太です。
喫茶店開業を夢見て、現在開業準備期間として行動を起こしていますが、その一つに人脈を広げるという目標があります。人脈を広げるためには、人から人を紹介してもらうこともしておりますが、そもそも公務員をやっていると飲食の経営者や自営業をやられている方の知り合いがいないという弱点があります。
そこで利用しているのが、スマホのアプリで自分と同じような立場の人や、自分が目標としている道に現在おられる方を探して、出会うという方法を取っています。しかし、ネットの怖いところはいい人ばかりではないということです。中には個人情報を仕入れるためにアプリを利用している人やセールス目的、投資などうまい話を持ちかけてお金を搾取するような人もいるかもしれません。
私は発達障害ですが、発達障害の人は騙されやすいと思っています。なので、私自身が騙されないよう、細心の注意を払ってアプリを利用するようにしています。

今回は、なぜ発達障害の人は騙されやすいのか、その構造について、また騙されないための対策を書いていきたいと思います。

1.発達障害は行間が読めない!?

発達障害の方は、冗談を真に受けてしまうところがあると言われています。社交辞令で「また今度お茶でも行きましょう」と言われたものなら、それがいつなのか気になって仕方ありませんし、友達に物を返すのを忘れていて冗談で「延滞料ちょうだいよ」とか言われたら、いくらなのか気になってしまいます。
小さい頃大好きだったテレビ番組の最終回で「またどこかでお会いしましょう」みたいなセリフがあったんですよね。私はまた放送が始まるものだと信じ込んでしまって、健気にいつまでもいつまでも待っていたことがあります。
それぐらい、言葉の意味をそのまま受け取ってしまい、言葉に隠された裏の意図なんて知ることができません。行間を読めと言われても、行間には空白しかないので読むことができないんです。
そんな特性があるものですから、言葉巧みに、巧みじゃなくても、言葉通りに信じてしまいます。「あなたを思って言ってるの」「絶対うまくいくから」「そんなに高くないから」「最初の出資は後ですぐ取り返せるから」などなど、普通の人なら疑ってかかりそうな言葉でも、そのまま信じてしまうかもしれません。

2.発達障害は総合的判断が苦手!?

発達障害の方は、マルチタスクが苦手です。それは、複数のことを同時に考えることができない特性からきています。複数のことを同時に考えることができないのは記憶のしまい方に問題があるのだと思っています。ここに2枚の写真があります。

健常者の記憶のイメージ
発達障害の記憶のイメージ

健常者の記憶の仕方は、棚に並んだ本のように記憶を一覧できるのに比べて、発達障害の人は箱の中にランダムに積み込まれていくので、奥にある記憶を見ることも取り出すこともできません。そして一番最新の記憶は一番上にある本のように主張が激しいです。私はこれを記憶の上積み特性と呼んでます。
何が言いたいのかというと、発達障害の人って最後に得た情報が鮮明に残ってしまい、過去の情報と照らし合わせて複合的に物事を考えることが苦手なのです。
Aさんはあー言っていたけどBさんはこー言っていたな。共通する部分は正しいと思うけど異なっている部分は自分で調べてみるか、みたいな思考ができず、Aさん、Bさんの順番で話を聞いたら、Bさんの話を全て信じてしまいます。つまり上積み特性のせいで、他人に影響を受けやすいのです。
そんなだから、それはウソやろ?って思うような情報でも最後に聞いてしまうとその話だけで判断してしまい、信じて騙されてしまうのです。
例えばセールスマンが「歳をとると、肌が劣化するので、この化粧水を使うといいですよ」と言ってきたとします。歳とともに肌の衰えは確かなので、自分にも適合していると思って購入してしまいます。その化粧水が自分の肌に合っているものなのか、男性の肌用に開発されたものなのか、アレルゲン物質は入っていないのか、他にも安くていい商品はないのかとまだまだ不確定な情報はたくさんあるのに、それらを比較して物事を考えるのが苦手なのです。

発達障害の人が騙されないための対策

以上のように、
1.話の裏の意図を見抜くことができない
2.最後に得た情報だけで判断してしまう

という2つの理由から騙されやすいという仮説を立てました。
この特性を知った上で、私が心がけていることは、

  • すぐに判断しない
  • 相手にとってのメリットはなんなのか考える
  • 絶対的な信頼を置ける人に相談して最後に得る情報を上書きする

この3つが重要かと思います。その場で判断することはとても危ういです。発達障害の人は決断力が高いという強みもあると聞きますが、そこはぐっとこらえて一度家に持ち帰ってじっくり考えましょう。
そのじっくり考えるコツとして、話した相手のメリットはなんのかをキーポイントに考えると、自分にとっての不利益が見えてきやすいかと思います。
なぜその人は私にその話をしたのか。ただの善人なのか、裏があるのか。
そして、自分だけでは判断がつかない場合、信頼おける人に相談することが大事だと思います。
私は何か決断する時は妻に相談するようにしています。絶対的な信頼を置いているので、自分が不利益になるようなアドバイスはしないと盲信していますので。
ただ、妻のアドバイスも鵜呑みにしないようにはしています。
うつ病の禁忌という過去の記事でも書きましたが、最終的な決断は自分でするようにしています。
過去記事はこちら⇨『うつ病の禁忌

今回は騙されやすいという視点で記事を書き、発達障害がデメリットに働くような書き方でしたが、裏を返せば純粋に相手を信じることができるといったメリットに捉えることができます。相手の話だけで判断してしまうのも、変な色眼鏡で相手を見ることもなく、本質的なところで会話ができるというメリットにもなります。
発達障害はその特性をよく理解することで、強みにしていくことも可能であると信じています。「自分にも可能性がある」とそう思いたいんです。

今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。
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