ADHDと診断されて変わった8つのこと

発達障害(ADHD・ASD)

どうも、正太です。

先日のカフェの学校でフードとコーヒーの相性を考えるペアリングの授業があったのですが、講義と共に数種類のケーキとコーヒーの飲みあわせもしました。
コーヒーも数種類揃える必要があったので、同期と分担してみんなの分もコーヒーを淹れたのですが、普段自分用とか妻用にしかコーヒーを淹れないので他人が飲むコーヒーを淹れるという行為が新鮮で少し緊張しましたが、少し誇らしい気持ちにもなれました。
もし、喫茶店を開業できたなら、毎日、何杯ものコーヒーを人の為に淹れることができると考えるとワクワクしますね。

さて、今日はADHDと診断されてから意識して変化した仕事術について書いていきたいと思います。
ADHDと診断されて、様々なネット情報や本を見てどんな症状があるかを知りました。自分と照らし合わせて、ここは強く出ているなとかここは自分にはないなと自分にとってのADHD像を具体化していき、そこからではどう対策するかを考えました。
その対策を反映させたのが今回の記事になります。

1.メモを作る

以前の記事でもADHD対策としてメモの記事は書きましたが、王道はやはりメモです。ただ、話を聞きながらメモを取る行為はめちゃくちゃ難易度が高くて、なかなかできないので、仕事の指示を聞いて自席に戻った時に、いきなり作業を始めるんじゃなくて、まずはメモを作成する時間を設けるようにしました。
メモを作成するようになってからは、仕事の抜けはかなり減ったかと思います。

以前の記事 ⇨ 【ADHD対策】メモを取る話

2.会議の議事録を積極的につくる

これもメモを取る話に近いのですが、会議の議事録や忘備録を積極的に作るようにしました。会議があっても集中力が切れて聴けている話は半分程度、さらに耳から入った情報を脳内で言語化するのが苦手なので、文章に残すとなるとかなり苦手です。
なので、会議の後に自分が作る文章は完成度でいうと20点とかそんぐらいです。以前の私であれば、なんか言ってたけどなんだったっけなー忘れたなーで、記録を作ること避けていました。作ったとしても人に見せたくない気持ちで共有まではしていませんでした。
ところが、開き直って文章を作成して会議のメンバーに足りない部分は修正してくださいと一言添えて共有しますと、いろいろ修正してくれるんですよね。最初の完成度が低い方がみんな協力して完成度の高い文章を仕上げようとしてくれる気がします。
この作戦は、記録を最初に作るという面倒をやってくれたと感謝さえされるし、完成度の高い記録が手に入るので、後から見直して抜けを少なくすることもできます。
なにより、会議のメンバー全員にかれで完成ですね?って確認取っているので、仮に抜けがあって「会議で言ったじゃないか」と言われても、記録に書いていないので私は知りませんでしたと言い訳もできます。

3.周りに頼れる部分は頼る

以前の私は、仕事をなんでも抱え込んでしまって、自分でやろうとしてしまってました。多少面倒なことがあっても他人に頼る方が時間かかるし頼むの面倒だなと避けていたんですね。
ADHDと診断されてからは、マルチタスクが苦手であるとか、明日やろうはやらないということを知ったので、ひとまず今やる作業以外は後回しにせず他人に頼むことで同時並行に進めることができるようになりました。
職場環境が良かったのか、根拠はありませんが、仕事を頼んで嫌な顔をする人はいませんでした。頼んでもできないことはできないって言ってもらえるし、できないって言われたら、じゃあ自分でやるけどどう進めればいい?みたいな相談がしやすくなったと思います。

4.できない仕事は、早めに諦める

ADHDだと依頼された仕事をよく考えずに「できます!」と自信満々に引き受けてしまうことがよくあります。
自信満々に答えてしまうので、依頼する側も「あいつに任せておけば心配ないだろう」とか勘違いしちゃうんですよね。
そういう仕事って後々考えるとできないってことがよくあります。でもやるって言った以上はやらなきゃ、どうしたらいいんだろう、あーーーとか考えてる間に締め切りになってしまい、できておらず怒られるというパターンに陥っちゃいます。
同じできないであれば、できないと判断した時に「やっぱできません。お返しします」と言っちゃうようにしてます。
「やるって言ったじゃん」とか「なんでやねん」とか小言を言われますが、早めに返すことで他の人に振ってくれたりしますし、締め切りまで時間があるので解決策を一緒に考えることもできます。
自信満々に答えてしまい、任せっきりにされるより活路があります。

5.進捗状況をこまめに報告する

仕事をしていると、最初から最後までスムーズにいかないことってよくあります。
以前の私なら、人に頼れない、情けない姿は見せたくない、途中経過を知らせたところで相手にメリットがないとか考えて、最後まで自分でやろうとしてしまっていました。
自分で抱え込んでアウトプットした仕事って往々にして完成度が低かったりします。その完成度に嫌気がさしてさらに自信がなくなったりなんてこともありました。
身近な上司って意外と進捗状況の報告を聞いてくれます。さらにはアドバイスもくれたりするので、報告するようになってからはアウトプットの完成度も高いものになりやすいし、上司との関係性も良好になりました。
また、タイムスケジュール感が頭に入ってないので、進捗状況を報告することによって今のままじゃ間に合わないとかも教えてくれるので、締め切りも守れるようになりました。

6.周りの仕事を気にしない

事務所で仕事をしていると周りの会話って気になったりしてしまいます。これも集中力のなさが原因なんですけど、今手につけている仕事よりも周りの会話の方が気になり始めてしまい、自分の仕事そっちのけで周りの人の仕事を手伝ってしまうなんてこともよくありました。周りとの関係もいい感じになるし、感謝されるしで充実感はとてもあるんですが、自分の仕事が終っておらず、あとで時間を無駄にしたーってなってしまいます。
もうこれは、気にしないと心に決めて、貫くしかないですね。
手伝ってと言われない限りは、周りの話は聞くだけにして作業をそっちのけにしないようにしています。

7.不要なものを視界に入れない

私は本当に集中力がないです。集中力がないので、視界に入ったものが気になって作業が止まってしまうなんてこともよくあります。
なので、仕事のデスク周りには余計なものは置かないようにして綺麗な状態を保てるよう心がけています。
よくあるのが、使った書類を返さず後て使うからとデスクに置いてしまったまま過ごすことです。今使わないものは、たとえ1時間後使うものであっても棚に返すようにして、今必要なもの以外はデスクに置かないようにしてからは、週ちゅ力が途切れる回数は格段に減りました。
毎週金曜日の退庁前はデスクを掃除してから帰ることも習慣化しています。

8.休みたい時は休む

これはうつ病が原因なのか発達障害のせいなのかわかりませんが、日によってやる気の波、集中力の波ってのがあります。
意識しだしてからは、朝起きると「あっ、今日はダメな日だ」ってだいたい分かるようになってきました。そんな日は、その日にやらないといけないとか人と会う約束があるとかない限りは休むようにしてます。
そんな状態で仕事に行っても、なにも手につかず余計に疲れてしまうだけなので、開き直って休みまーすと声高らかに宣言して、すっきり寝ることにしてます。

以上が私なりの働き方改革です。
総合して仕事している量は減ってしまいましたが、確実に仕事の質と周囲への迷惑度は減ったように思います。
その分失ったものは、昇級のチャンスや大きな仕事にチャレンジする機会など多いですが、周囲に迷惑をかけないことが、チームで仕事していく以上、大事にしなくてはいけないことかと思っています。

以上になります。
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